ハンマー優勝者に薬物違反の疑い…室伏「金」も(YOMIURI ON LINE)

22日に行われたアテネ五輪の陸上男子ハンマー投げで優勝したアドリアンアヌシュ選手(ハンガリー)(29)が、薬物検査に必要な尿サンプル量(75ミリ・リットル)を提出しなかった疑いがあることが、分かった。

 五輪関係者が24日、読売新聞の取材に対して明らかにした。

 ドーピング(薬物使用)規定によると、薬物の陽性反応が出た場合のほか、検査の尿サンプル量が検査規定通り提出されない場合も、自分の尿サンプルをすり替えた疑いがあるため、処分の対象としている。ドーピング違反が適用され、アヌシュ選手の金メダルがはく奪された場合、28センチ差の2位だった室伏広治選手(29)(ミズノ)が1位に繰り上がる可能性が出てきた。

 五輪関係者は「男子ハンマー投げの優勝者が提出した尿サンプル量が、規定以下だったと聞いている。これが、(円盤投げで金メダルをはく奪されたローベルト・ファゼカシュ選手の)事例と比べて、どれだけ量が違うのかは分からないが」と語っている。

 また、複数の地元テレビによると、国際オリンピック委員会(IOC)が、アヌシュ選手を捜したが、すでに選手村にはいなかったという。ハンガリー五輪委員会は読売新聞の取材に対し、「アヌシュ選手はすでに帰国した」と語った。

 アヌシュ選手は、男子円盤投げでドーピング違反で失格したファゼカシュ選手(ハンガリー)と同じコーチに師事しており、親交は深い。ファゼカシュ選手の尿サンプル量が少なかったのは、すり替えるために準備できた量の限界だった可能性もあると見られる。

さてどうなるやら、、、。
最多タイの16個目の金メダルなるか?!